会話相手を選ぶだけでなく、性格や背景を決めて物語の登場人物を作る。GirlfriendGPT は成人向けロールプレイを中心に、AI チャット、キャラクター作成、画像生成、セルフィー、音声チャットを一つにまとめたサービスである。名前は GirlfriendGPT だが、ドメインや提携窓口では GPTGirlfriend という並びも使われる。呼び方が揺れても、中心にあるのは架空の相手との継続的な会話だ。
運営はカナダの NextDay AI Incorporated で、米国と EU の関連会社も規約に並ぶ。Web のほか Apple App Store と Google Play のアプリを対象に含み、Discord、Google、メールでログインできる。どの AI モデルを使うかは公開されていない。キャラクターを作り、会話し、場面に応じて画像や声へ広げるところまでは読み取れるが、記憶の保存期間や会話を自分で完全に消せる手順は確認できなかった。
使う場面は、短い質問への答えより、設定を保ったやり取りを続けたいときだ。用意された相手から始めることも、自分で人物像を組み立てることもできる。Top Creators の導線もあり、他の作り手が公開したキャラクターから入口を選べる。画像と音声まで同じ人物に結び付くため、文章だけのチャットより物語を広げやすい。ただし会話の自然さ、設定を何日覚えるか、画像の人物が一貫するか、音声の日本語がどう聞こえるかは未実測であり、確認できなかった。
無料枠は、作れる相手が2体または3体、会話は合計10通から20通までという幅のある案内だ。上限に達すると会話を続けられず、指定された課題をこなして追加 credit を得られる場合がある。無料で入口と画面の構造を見る余地はあるが、上限が幅で示されるため、登録時に自分へ何通付くかは残量表示を見る必要がある。画像や音声に使える無料枠は確認できなかった。
課金は3段の月額サブスクで、段階に応じて毎月5,000から20,000の message credits が付く。credits は次の期間へ持ち越せず、更新ごとにリセットされる。したがって、長く貯めてからまとめて使う形ではない。画像1枚や音声1回が何 credits か、生成に失敗したとき戻るか、年払いがあるかは確認できなかった。支払いには Visa、Mastercard、Discover が挙がるが、日本発行カードと日本円請求の可否も分からない。
弱点の第一は、無料枠の数字が一つに定まっていないことだ。2体か3体、10通か20通という差は、試せる会話の長さを左右する。第二は日本語である。日本語ページ、日本語 UI、日本語の入出力、日本円決済はいずれも確認できなかった。実在する成人の露骨な画像や未成年を扱う内容などは禁止されるが、顔交換や衣服除去を製品機能として掲げる記述は見つからず、該当リスクは unknown のまま残る。
規約は18歳以上を条件とし、禁止内容を具体的に列挙する一方、返金条件と正確な自動更新の文言は今回の公開資料では確認できなかった。会話や画像のような私的データを扱う以上、登録後は削除設定とプライバシー画面を先に見るべきである。無料会話が尽きた後に作った設定だけを残せるか、退会時に生成画像まで消えるかも分からない。長く使う前に、自分で消せる範囲を確かめたい。
向いているのは、架空の相手を自分で作り、文章を軸に画像や声へ進みたい成人だ。まず無料で1体だけ作り、割り当てられた通数、日本語の通じ方、残量の減り方を確かめる。それらが明確に表示されなければ、課金せず止めるのが最初の一歩である。


