写真を一枚作って終わる画像生成と、同じ相手との会話を続けるコンパニオンは似ているようで違う。FantasyGF は後者を軸に、外見を選ぶ Create AI Girl、文章での会話、画像と動画の生成、声、成人向けのライブ通話を一つの人物へ結び付けるサービスである。フィードやギャラリーもあり、作る、話す、眺めるという入口が分かれている。
運営はルーマニアの ADVANCED AI LABS S.R.L. である。Web サービスとして動き、Google、Twitter、Discord のログインに対応する。使っている AI モデル名や外部サービスとの連携は公開されていない。生成物は架空で実在人物を表すものではないという前提を規約に置き、実在人物を素材にした機能を製品として掲げてはいない。
使う場面は、既成の相手を選ぶより、見た目から会話の相手を組み立てたいときだ。作成した人物と日々メッセージを交わし、必要になったところでセルフィー、5秒の動画、声、通話へ進む。トップページには1日100通以上のメッセージ、10秒で10枚以上のセルフィー、HD から4K超という訴求がある。ただし、これは上限や保証条件を伴う仕様表ではない。生成速度、混雑、画像の精度、会話の質、通話の遅延は触っていないので測れなかった。
強みは、会話だけでなく画像、動画、声、通話を同じ相手の体験にまとめていることだ。文章から先へ進むたびに別サービスへ移る必要がない。コンテンツの審査には独自 LLM の moderation filter を使う。違法、有害な用途は禁止され、利用は個人的かつ非商用が前提となる。作った内容の所有権は利用者に残る一方、運営にはサービス提供のため世界的かつ永続的な利用許諾を与える。機密として印を付けた会話でも、問題報告時には人が確認する場合がある。
無料枠は trial があることだけ確認できた。期間、無料メッセージ数、画像枚数、token 数、透かしの有無、同時生成数は確認できなかった。無料のまま何日使えるかも分からないため、試用開始時に支払い情報を求められるか、自動更新へつながるかを画面で確認する必要がある。有料会員には fair usage policy が適用されるが、その数値上限も公開ページには出ていない。
課金は月次、3か月、年次の自動更新サブスクで、別に token package がある。token の数量と、メッセージ1通、画像1枚、動画1本、通話1分あたりの消費量は確認できなかった。期間途中の返金はなく、都度購入は内容へアクセスしていない、技術的に利用できない、誤購入を直ちに報告した場合などに限り7日以内の個別判断となる。日本から使うなら、総額より先に token の減り方を確認しなければ利用量を見積もれない。
弱点は無料枠の輪郭がほぼ見えない点である。trial という一語だけでは、会話を一度試せるのか、画像や通話まで届くのか判断できない。日本語ページ、日本語 UI、日本語会話、日本円決済も確認できなかった。入力への返答が多言語か、日本語の声が選べるかも未確認である。無料と日本語の2点は、登録しなければ決められない項目として残る。
向いているのは、外見から作った架空の相手と文章で関係を続け、画像、動画、声、通話を一つの場所で使いたい成人だ。無料量や token 単位を先に把握したい人、日本語だけで迷わず操作したい人には不透明さが大きい。まず trial の開始画面で、終了日、自動更新、付与 token、各機能の消費量を確認する。4点のどれかが見えなければ支払い情報を入れず、文章の無料範囲だけを見るのが安全である。








